
あきる野教室の川尻です。
教室では、職員がオリジナルの療育グッズをよく作っています。その子が興味を持てるかどうか。適度に歯ごたえがあるか。その子の課題に対して、何がステップアップに繋がるか……等々、それぞれのお子様が楽しんだり真剣に考えたりする表情を思い浮かべながら、時々いじわるなトラップも混ぜながら作っています。ちなみに、良いものができてお子様が取り組んでくれると、作った職員が陰でガッツポーズをしていたりします(笑)
個人名など載せられないものもありますが、現在進行形で使っているプリントのほんの一部を写真でご覧ください。

同じプリントでも、バリエーションをいくつか作ります。そのお子様が夢中になっているものや、自信を持っているものなどを加味したり、知っている言葉だけに簡略化したり、その目的は様々です。
左のプリントは、文章が苦手なお子様向けに単語での質問形式にしてあるのに、答え方自体は本人が夢中になっているアルファベットに変えてあります。
右のプリントは、このシリーズの元にした原版と言えるものです。最初にこれを使おうとしたお子様が「ら行」や小さい「ゃ、ゅ、ょ」を克服中だったので、文章や答える名前に多めに組み込んであります。

こちらは、療育活動そのものへのとっかかりとして、就学前のお子様や低学年のお子様にも興味を持ちやすいキャラクター系です。でも、このプリントを使うお子様にとって本当に難しいのは、右下の欄の大きさに合わせて名前を書くことだったりします。