· 

てきとうなカンケイ

こんにちは。

昨日はアナログゲームの日、「てきとうなカンケイ」というゲームが盛り上がったので紹介します。

 

このゲームは、みんなと被りそうなペアを作るゲームです。

まず、11枚の写真・イラストを自分なりに2枚ずつのペアにしていきます。

ペアにする理由は「色が同じだから」「どちらも食べ物だから」「空を飛ぶから」などなんでもOKです。とにかく2枚ずつのペアにできれば、理由は「てきとう」で良いのです。

 

11枚のカードを2枚ずつに分け5組のペアが出来たら、発表です。

「〇番と〇番!理由は・・・」と、ペアにしたカードの番号とその理由を発表します。

同じペアを作った人がいればその人数分の得点となります。

これを繰り返し、合計得点の高い人が勝利、というのがこのゲームのルールです。

 

今回は5名の児童で挑戦。

同じペアを作って「俺も!」「同じ!」と盛り上がる場面も多々ありました。

ところがこのゲームの面白い所は、それだけではありません。

誰も思いつかないような共通点を見つけて独特のペアを作る子も。

例えば・・・

この2枚。

「葉っぱの上のてんとう虫」と定番ゲーム「黒ひげ危機一髪」。

どうしてこのペアにしたのか尋ねると・・・

「どちらも”危機的状況”だから」と。もう少し詳しく教えてとお願いすると、

「黒ひげのおじさんは飛ばされる直前だし、てんとう虫はさ、こんなに近い距離で写真を撮られているってことは危険な状況なんだよ。」と詳しく教えてくれました。

 

なるほど、子どもたちの発想は面白いですね。

皆と一緒でなくても、物事を多角的な視点で見て、自分の意見を発表できる力も素敵です。

 

同じペアを作ったお友だちとは「やっぱそうだよね、ぜったいこれだよ!」と盛り上がり。

違うペアを作ったお友だちには「○○君、何番と何番にしたの!?」「面白い!」と、自分とは異なる意見を認め合う姿が見られました。

 

※今回教室で使っている「てきとうなカンケイ」は元のゲームをアレンジした手作りの教材となっており、ルールは実際のゲームそのままに子どもたちになじみのある写真やイラストを使用しています。