こんにちは。
入曽教室では、アナログゲーム療育の一環としてポケモンカードバトルを取り入れています。
すでに何度もポケモンカードイベントを開催しているのですが、徐々に参加人数が増えてきて、子どもたちの取り組み方にも変化がみられてきたので、その様子を紹介します。
最初は、キラキラしていたり、かっこいい絵柄のカードを眺めるのが楽しかった子どもたち。
カード自体に魅力があるのはもちろんですが、療育として活動に取り入れる為、「バトル」の楽しさ・面白さを伝えてきました。
ですが、実際にバトルをするとなると難しいものなのです。
まず、デッキ作り。ポケモンやエネルギー、グッズなど様々な役割があるカードを組み合わせ、合計60枚のカードで構成します。何百枚もあるカードのなかから、より良い組み合わせを考え選んでいく作業は、職員がやってみてもかなり悩み、難しい作業です。

デッキが出来たらバトル。先の展開を予想しながら戦略を立てていきます。
カードの効果や役割が文章で書いてあるので、文章を読み理解する力も求められます。
自分でつくったデッキでバトルをしてみて、「このカードいらなかったわ」「エネルギーが全然足りない!」など気付き、デッキの組み直しをしている子ども達。本当によく考えているな、と感心します。

上級生たちが夢中になっている姿をみて「僕もやってみたい!」という下級生もでてきました。
すると、「教えられるかも。」「初めてだからこっちの手札見せながらやろうか?」と思いやりのある対応をしてくれる上級生の姿が(*^^*)
このお兄さんはポケモンカードバトルが大好きで、とても詳しいのです。
得意な分野の活動で自信がつき、周りをみて思いやる余裕が出てきたのかもしれません。
職員が間に入らずバトルを進行できる場面も徐々に増えてきました。
これからもポケモンカードバトルを通して、戦略的思考、他者との関わり、勝ち負けなどを経験し、様々な力を伸ばしながら楽しむ姿を見せてくれるのだろうなと思います!
